口腔がんは口内炎との見分けが非常に難しい病気です。舌、歯肉、頬粘膜、口蓋、口腔底、口唇など、口腔を構成する部位に発生するお口の中にできるがんの総称になります。上顎や下顎にできたり、腫瘍が大きい場合は上顎から頬や下顎にまで患部が及ぶこともあります。発生頻度は全てのがんの約4%を占めており、女性よりも男性の方が2倍多く発生している現状です。口腔がんの中でも最も多いのは「舌がん」であり、口の中にできるがんの半数以上を占めています。「歯肉がん」や「口底がん」も大きな割合を占めます。
当院では、がんの疑いのある患者さんについては九州大学病院と速やかに連携をとれる体制を整えています。少しでも気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。